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【若者の投票率が低いことが問題なのはなぜか】

こんにちわ。

いつもの読書感想文ではなく、ちょっと記事のテイストを変えて

今私の中でまとめておくべきであろう内容についてまとめます。

 

 

 

最近、参議院選挙や都知事選挙がありましたね。

国を跨げば、アメリカでは大統領選挙が行われています。

私も先日選挙に行ってきました。

 

選挙のたびに問題視されるのが「若者の投票率の低さ」です。

 

今回はその「若者の投票率の低さ」がなぜ問題なのか

選挙に行かない20代、30代(以下:若者)がこの記事を読むことを想定してまとめます。

 

 

結論から言うと

若者に利益のある政策が取られ難くなる

です。(最後の最後まで表現に迷いました)

 

その理由を以下に述べます。

一点先に補足すると、決して立候補する政治家が悪いわけではありません。

客観的に捉えて「そらそうやな」って理由に基づいています。

 

 

 

「選挙の流れ」と「落選した立候補者」について

 

選挙の流れ

何人もの立候補者がマニフェスト(公約)を掲げて選挙運動をします。

私たちは、そのマニフェストを見て誰に投票するか判断します。

で、選挙日になって、誰が当選したか発表があって・・・

というような形で流れます。

選挙日のニュースは、結果発表の速報で一色ですよね。

その後、当選した立候補者はマニフェストを実行に移していきます。

 

ここで2つ覚えておいてもらいたいのは

・誰に投票するかはマニフェストで判断する

マニフェストは実行しなければいけないもの

この2点です。

 

 

 

落選した立候補
 

落選した立候補者は選挙後どうなるかご存知ですか?

 

一言で言うと、無職です。

マジです。

 

ってことは、立候補者の皆さんは

”無職にならないために&支持してくれる国民のために当選する”必要があるわけです。

 立候補者の皆さんも人間ですので

当選する目的に、”無職にならないため”という理由が入ってしまうのは仕方ないかな

と思います。

 

では、立候補者の目線になって考えてみます。

無職にならないためにはどうやって投票してもらえばいいでしょうか。

思い出してください。私たちは誰に投票するかは何で判断しますか?

 

マニフェストですよね。

 

じゃあ、立候補者は

「みんなに投票してもらえるようなマニフェストを掲げればいいじゃん!」

と思うかもしれませんが、そうもいきません。

 

なぜなら、マニフェストは実行しなければいけません。

夢物語のマニフェストなんて無意味です。

 

それに、誰しもハッピーになるマニフェストってそう簡単に生まれません。

誰かにメリットはあるけど、別の誰かにはデメリットになるマニフェストになります。

 

候補者はそのメリットを受ける「誰か」から支持されます。

では、その「誰か」って誰なのでしょうか。

 

もっと言うと

誰に支持されれば、当選しやすくなるのでしょうか。

 

この観点で次の章を読んでください。

 

 

 

 

若者(20、30代)の投票率と50、60代の投票率と投票した人数

例として、先日の都知事選の投票率を用います。

 

f:id:pitdayo:20160807213928p:plain

 引用:http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/nendaibetuchousa/tochiji-nendaibetu2014/

 

実はここで重要なのは、投票率ではなく投票した人数です。

 

みなさんご存知のように、日本は

20、30代よりも50、60代の人口の方が多いですよね。

しかも、投票率も上記のとおり、50、60代が圧倒的に高い。

 

投票した人数は

人口×投票率で算出できます。

 

50、60代の方が20、30代に比べて

人口も投票率も高いとなると、投票した人数ももちろん50、60代の方が多くなります。

 

 

 

 

当選するためには50、60代のためのマニフェストを掲げる

 

上記を踏まえて、誰に支持されれば当選しやすくなりますか?

投票する人数が多い50、60代ですよね。

 

50、60代に支持されるために

必然と50、60代のためのマニフェストになってしまいます。

20、30代よりも50.60代を優先したマニフェストです。

 

そらそうでしょう。だって当選するためには50、60代を狙った方が

当選しやすいんですもん。

 

なので、結果的に

20、30代(若者)に利益のある政策がとられにくくなっています。

 

 

 

とにかく選挙に行こう。無記名でもよし。

 

長々とここまで書きましたが

やっぱ若い人が選挙に行かないといけないです。

 

今の若者の投票率、投票人数だといつまでたっても

お年寄り向けの政策の方が多くなってしまいます。

無記名でもいいです。選挙なんて15分もあれば済みます。

facebook,インスタに長ーい文投稿する時間を

選挙がある1日だけ少し削ればいいだけです。

選挙なんて頻繁にあるわけではないので、

たまにある1日の15分を使って選挙に行ってください。

政治がよくわかんなければ無記名でいいです。

 

若者の投票率を上げることが、

「無職にならないために50、60代向けのマニフェストを掲げている」立候補者への

最大の圧力です。

 

若者の投票率が上がってくると、

「無職にならないために20、30代向けのマニフェストを掲げる」立候補者が

必ず増えてきます。

「今の世の中が住みにくい」「若者をもっと重要視して!」というのなら

やはり選挙に行くべきです。

 

選挙に行って、若者の投票率をあげて、若者向けのマニフェストを掲げる

候補者を一人でも多くすれば僕ら若者にももっと選択肢が増えるはず。

 

 

長々とありがとうございました。