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【読了】僕たちはガンダムのジムであるー常見陽平

こんにちわ。

 

今回はお借りしていた2冊目の本を読み終えました。

 

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まず、パッケージからそそられます。

劣化する会社、上がらない給料

ーーー不安すぎる将来のために

僕たちは「すごい人」にならなければと考える

グローバル人材、TOEIC900点

驚異のプレゼン、セルフブランディング・・・

あえて言おう、カスであると 。

 が裏表紙に記載されており、非常に興味をそそるものとなっています。

 

さてさて、内容に移ります。

 

【概要】

要は、すごい人なんてほんの1%に過ぎなくって

社会は残りの99%の普通の人が動かしているってことを

認識してね!だから普通の人も頑張ろうよ!ってことです。

ガンダムの(僕はあまり知識がありませんが)

大量生産のモビルスーツと言えば、ザクが思い浮かびます。

 

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こいつですよ。けど、それ以下の性能のジムによって

社会は回っている。

そのような、普通のサラリーマンのこれからの生き方についてまとめられたキャリア本と成っています。

話の展開としては、第1章で

  • 自分はジムであること
  • 会社を取り巻く社会がどう変化しているか

第2章では

  • 日本の企業分析
  • なぜ知らぬ間に僕たちがジムになっているか

第3章では

  • では、生き残るにはどうすればいいか

という流れになっています。

データやファクトに基づいて、何よりガンダムになぞらえて書かれているので

非常に読みやすいし、内容も頭に入ってきます。

引用著書が多いのもgoodポイントです。

 

【内容】

第1章

日本のキャリア形成は「筏下り」と「山登り」に例えられています。

これは僕も非常に同感で「日本型キャリアデザインの方法」という著書にも記載されています。

結局は、筏から落ちずに耐えられるか。(社会からドロップアウトしないか)

どの山を登るか(自分にあった仕事を見つけられるか)

に尽きるのかなあと思います。

 

第2章

ジムになる理由がまとめられています。

結局は日本の教育制度が大きいのかな。(周りの環境のせいにするのは良くないけど

自分で考えることを習慣付けられずに育ってしまうと

「宿題ください」人間に成ってしまい、上司の指示に100%応えることが目的になってしまいます。

例えば、THE雑用のコピー取りを上司に頼まれた場合でも

ただただコピーをとってホッチキスで止めて・・・ではダメ。

「誰が出席するのか」「どのような目的の会議なのか」十分に情報収集してから

A4で印刷すべきか、縦横どちらで印刷すべきか、ホッチキスではなくクリップにするのか

しっかり考えた上で、コピーを取らなければいけない。

それで120%になる。

 

第3章

新しい観点は、「振られた仕事が転職であると思うこと」ですね。

仕事を振られるということは少なからず上司は自分に期待して

しかも頑張ればできそうなレベルの仕事を振ってくれている(はず)

だとすると、やはり目の前の仕事を120%でこなしてく。

そうすると次から次へと仕事を振られるようになっていくのかなあ。

まあこの観点については自分なりに納得しています。

 

総じて、なかなか面白くこの手のキャリア論本の中でも

久々に面白いなあと感じた本でした。

 

以上

 

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